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学術活動

透析システム省電力化の研究(第2報)

  • 日付
    2013/06/20
  • 学会・研究会
    第58回 日本透析医学会
  • 発表者
    花本昌一
  • 所属
    茂原

目的

昨年の本学会において、ダブル熱交換器システム(W熱交換)を考案・導入し透析システムの省電力化に有効であると報告した。今回、電力使用量が増加する試算であった夏場においても有効な結果が得られたため報告する。

方法

W熱交換器について、熱交換器出入り口の温度から削減できた電力量の算出を行った。期間は2012年4月24日から2012年11月15日(透析回数263回)。

結果

全期間において導入前、平均35.7kw/h、W熱交換、平均26.6kw/h、原水温度の高い8月では、導入前、平均32.1kw/h、W熱交換、平均25.1kw/hであった。

考察

全期間において25%の削減が可能であった。また、夏場では電力使用量が逆転する試算であったが、20%の削減が可能であった。これは、熱交換器の効率が試算より良かったこと、排液の温度ロスが低値であったことが考えられた。

結語

原水温度が年間で最低値を示す1月、2月の寒い時期では大幅な電力使用量の削減が可能であると考えている。

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