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学術活動

透析液サンプリング方法の違いによる各組成の濃度変化について

  • 日付
    2015/11/29
  • 学会・研究会
    第43回 千葉県透析研究会
  • 発表者
    武居直也
  • 所属
    茂原

目的

適正な透析液濃度を担保できるサンプリング方法を探究することを目的に異なるサンプリング手技によって生じる測定値の変動について検討した。

方法

①2.5,5.0,10,20mLのシリンジを用いて透析装置メーカ指定のサンプリング部位より装置の水圧によるサンプリング、および②異なる形状のサンプリング部位としてメーカ指定装置サンプリング部位、針の刺入が必要なサンプリング部位、カプラ部位より同様のサンプリングを行い、血液ガス測定装置を用いてNa,K,pH,PCO2,HCO3について濃度を測定した。

結果

方法①では2.5mLを基準にした場合の変動率はK が2.21%でありその他は全て2%未満であった。 
方法②ではメーカ指定装置サンプリング部位を基準とした変動率はPCO2が針3.18%カプラ5.89%でありその他は全て2%未満であったが、pH, HCO3は針、カプラの順に高い値となった。

まとめ

シリンジのサイズによる濃度変化はみられなかったが針、カプラでのサンプリングは測定値が変動する可能性がある。

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