学術活動
導入期の患者支援
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日付2016/06/10
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学会・研究会第61回 日本透析医学会学術集会(6/10)
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発表者八木さゆり
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所属武蔵小杉
【目的】透析導入患者がスムーズに維持透析へ移行でき、安定したより良い透析生活が送れるよう支援体制を見直したので報告する。
【方法】イラストを多く取り入れた当院オリジナルの患者支援パンフレットを作成し、項目ごとに看護師・臨床工学技士・栄養士で分担して患者支援を行った。またクリティカルパスを作成し、進行状況、患者の理解度などを記入。全スタッフ間で情報共有した。
【結果】患者支援パンフレットは全ての対象者に受け入れ易いものとなった。クリティカルパスに基づき、どの段階からでもどのスタッフでも介入でき、各職種の専門性を生かした上で統一した支援を展開できた。クリティカルパス終了までに要した支援回数は最短で5回、最長で14回と回数を要する症例もあった。
【まとめ】透析生活で様々な局面を迎える患者に寄り添いながら、自己管理行動へつながる効果的な支援を、タイミングを捉えて個々の患者のペースに応じて継続するとともに、今後は患者の家族への支援も検討する必要があると考える。