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学術活動

ABI導入後における患者の意識調査と今後の課題

  • 日付
    2018/07/01
  • 学会・研究会
    第63回 日本透析医学会学術集会(7/1)
  • 発表者
    長友まどか
  • 所属
    武蔵小杉

【目的】ABIの測定頻度が増加した際の患者の足に対する意識の変化や現状を調査し、今後のフットケアにおける患者支援の課題を検討する。
【方法】当院ではABI検査を2013年1月に年1回で導入、2016年5月から3か月に1回行っている。慢性維持血液透析患者84名に、10項目のアンケート調査を行い、項目毎に2群に分け、透析歴、年齢、性別、DMの有無、ABI値で比較検討を行った。
【結果】ABI測定の頻度増加後、足の病気に対して気にするようになったかの問いに対して、はい群(40名)といいえ群(15名)では、透析歴で197.5±104.4か月、143.1±97.2か月といいえ群において有意(p<0.05)に低い結果となった。年齢とABIにおいて有意差は無かったが、いいえ群で年齢は低く,ABI値は高い傾向であった。
【考察】透析歴が浅く、ABI値の高い患者が足病変に対しての意識が薄い傾向があった為、早期からの足病変に対する教育・支援が必要であると考える。

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