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学術活動

非接触型静脈可視化装置「Veinsite」の使用経験

  • 日付
    2015/06/28
  • 学会・研究会
    第60回日本透析医学会学術集会(6/28)
  • 発表者
    加藤多美恵
  • 所属
    新横浜

【目的】Veinsite(VueTekScientific社製)は、ヘルメットのように装着し、近赤外線を用いて視線上にある液晶画面に腕全体像と共に可視化静脈を映し出すハンズフリー操作可能な装置である。今回、維持透析患者におけるVeinsiteの有用性を検討した。
【方法】Veinsite及びi-Look(SonoSite社製)を用い①健康対象7名の駆血した表在静脈観察、血管径計測を施行。②可視化評価:維持透析患者6名の返血側静脈及び皮下血管状態観察を施行。
【結果】深さ≧2.0mmの血管でi-Look との差はなく、深さ<2.0mmの浅在静脈で太く見え、深さ≧5.0mmでは可視化できなかった。また、血管の走行や部位、動脈血流入の有無により可視化に違いがみられた。
【結語】Veinsiteは返血側静脈の走行や位置の確認ができ、穿刺時の補助的装置として有用である。

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