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学術活動

ニプロ社製プレフィルドシリンジ型ヘパリン製剤の評価

  • 日付
    2016/06/11
  • 学会・研究会
    第61回 日本透析医学会学術集会(6/11)
  • 発表者
    鈴木ちひろ
  • 所属
    新横浜

【目的】オーバーキャップ型プレフィルドシリンジ(以下PFS)の評価を行った。
【方法】PFS(A群)と、当院スタッフが希釈調整し作成したヘパリン(B群)に関し(1)清浄度評価として回路装着時のシリンジ先端のアデノシン三リン酸(ATP)を測定(2)作業効率評価としてB群15本のヘパリン作成時間を測定(3)希釈濃度評価としてヘパリン濃度目標値(250U/mL)からの差を比較した。
【結果】(1)ATPはA群2.8±2.0/B群9.5±13.9と有意に差を認めた(2)B群のヘパリン作成時間は690±23.2秒であった(3)A群8.8±6.1/B群19.6±7.1で有意に差を認めた。
【まとめ】PFSは清浄度や濃度の正確性も高く作業効率の短縮につながることから、安全性・簡便性向上に有効である。

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